地球温暖化とCO2-(3)
昨年7月のブログで、地球温暖化にCO2がどのようなメカニズムで関与しているか、という疑問を投げかけていた。「二酸化炭素と地球環境」で著者はいう:太陽表面は6000Kであり、そこから放射される光の波長は0.6μ辺りにピークを持っている。地球表面は250Kで地球から放射される光の波長は15μ辺りにピークを持つ。地球表面温度は太陽からのエネルギーと地球からの放射エネルギーでバラランすされている。CO2はその構造上14.7μに吸収線を持つ。そこで地球表面から放射されるエネルギーが空気中のCO2に吸収されCO2の温度(空気の温度)が上昇する。これがCO2増加による地球温暖化のメカニズムである、という。太陽からのエネルギーはCO2の吸収線とは離れている(14.7μ)ので遮られることはなく地球に降り注ぐ。これがビニールハウス効果のCO2膜による不可逆過程である。これでCO2が地球温暖化に関係している事はある程度説明がつく。しかし、地球表面温度を上昇させているのは太陽だけではない。人類が使うエネルギーは産業革命以来急激に増加して太陽エネルギーに対して無視できなくなってきた。その人類が消費するエネルギーを無視している。CO2を排出しないから地球温暖化に関係ないとして原発を進める機運が高まっている。原発も消費する電気エネルギーのほかに冷却水が必要で、それによって周囲の水温を上昇させている。これらのエネルギーもCO2に吸収されているのである。この問題を世論は軽視している。これはCO2を良いビジネスチャンスとして原発を推進したい産業界の陰謀である。ゴア元副大統領は特に怪しいともささやかれている。かって欧米などで原発の安全性、危険性などから原発離れしていった過去を忘れている。放射性物質の最終処理の問題が解決されていない状況は今も変わっていない。人類は地球温暖化で滅びるよりも原発の放射能で滅びる方が早いかもしれない。
CO2が地球温暖化の犯人でCO2増加が問題である、ということから植林が叫ばれて既に実行されている、がアメリカのエネルギー産業はその植林よりも速いスピードでアマゾンなどで伐採を実行している。アメリカを筆頭とする先進国がエネルギー消費を減少させない限りCO2削減は実行されないであろう。CO2を固体化して放射線物質と同じく海中などに貯蔵する計画も進められているが、まだ先は見えていない。経済発展を求める人類の欲望競争が止まない現状ではCO2削減計画は夢となるであろう。自然科学は発展を続けるが、アセスメントや政治のような分野はそれに連れて発展しているとは思えない。人間のエゴは行き着くところまでいってしまうのか。
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