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2020年9月24日 (木)

「1984年」それぞれの読み方

一読してみて、これが何を言わんとしているのか、さっぱりわからなかった。なんでこの本をみんなが称賛するのか。分かりにくさは、敵対するオセアニア、ユーラシア、イースタシアの実態が分からないことだ。解説ではオセアニア(英米連合)ユーラシア(ソ連)イースタシア(日本を含むアジア)と言うことらしい。小説の舞台はオセアニアだけである。行われている政治体制はユーラシア(ソ連)の独裁体制である。オセアニアの未来(1984年)はユーラシアのようになるぞ、というのか。

読み進んでいくと、舞台になっているオセアニアの現状はソ連ではなスターリンのソ連ではなく現在の中国、習近平の中国そのものだ。私の知るスターリンは反対者の思想改造にはそんなに重視していない。習近平の中国は逮捕監禁してこの本のように拷問を加え、人権をずたずたに壊してから、2+2=5を叩き込み、開放している。オブライエンがウインストンを徹底的に拷問にかけ2+2=5を認めさせ世に放つ。

習近平の中国は現在、チベット族から彼らの宗教(仏教)を奪い、ダライ・ラマを放逐し、新しいダライ・ラマを作り出す。

キリスト教の司祭もバチカンを力で屈服させ、中国承認の司祭しか認めない。

ウイグル族から彼らの宗教(イスラム教)をはく奪し、逮捕監禁して中国共産党思想を叩き込む。彼らの2+2=5を叩き込む。内モンゴル人からモンゴル語を奪い、モンゴルの宗教、文化をことごとく破壊する。そのうちに香港も台湾も2+2=5を叩き込まれるだろう。世界が何もしなければ。

今や科学が進み、小説では架空の人民監視装置「テレスクリン」は現実のものとなり、中国人民はすべて番号で個人情報が管理されている。もう少しすれば世界の人民の個人情報も盗んでデータベース化するかもしれない。

中国はチベット、ウイグル、内モンゴルの鉱物資源をすべて中国のものにするために絶対に手放すことはない。

オセアニアがユーラシアになってしまう。

私は「1984年」を読んで地球の未来は「オセアニアがユーラシアになってしまう」ように習近平が「ビッグ・ブラザー」になってしまうぞ、と警告しているものと理解した。

 

一つの本を読んでも読者はそれぞれ違うことを考える。

モンゴルの友人からメールが届いた。

「内モンゴル人を救うために米国議会に請願の署名をしてくれ」と。

2+2=5を叩き込まれるのはごめんだ。

と。

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